ブログ

キャリアコンサルタントとは?何ができるの?

業務内容

キャリアコンサルタントって?
「聞いたことはあるけど、よくわからない」、という方も多いのではないでしょうか。
キャリアコンサルティングの分野は、アメリカが100年ほど早く進んでいると言われていますが、日本でも「キャリアコンサルタント」は、国家資格となり、1人1人が自立したキャリア形成をすることを国の政策として進めようとしています。

法律では、「キャリアコンサルタントでない者は、キャリアコンサルタント又はこれに紛らわしい名称を用いてはならない。」と規定されており、国家資格キャリアコンサルタントは、名称独占の資格とされています。

キャリアコンサルタントとは? 何ができるの?

キャリアコンサルタントは、1人1人のキャリア設計に関して相談・助言を行う人のことで、法律(職業能力開発促進法)にその定義が記載されています。

職業能力開発促進法 第2条5項
「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいう。

キャリアとは何かと考えると、「職歴」「経験」「仕事」というイメージがでてくるのではないでしょうか。
「キャリア」の語源は、ラテン語で「わだち」であり、これは馬車が通ったあとに残る車輪の跡を意味しています。
キャリアとは、人生の中で1人1人の人が積み重ねてきた、すべての経験、そして、これから先の将来のことを意味します。
それには、職業に関する「狭い意味でのキャリア」と、生き方や価値観、人生そのものという「広い意味でのキャリア」、の2つがあります。
最近は、広い意味でのキャリア、つまり、人生そのものを「ライフキャリア」として、1人1人が、人生をどのように設計し自己実現していくか、それを支援していく役割がキャリアコンサルタントになります。

キャリアコンサルタントはなぜ必要?

現代社会では、社会環境、雇用環境、雇用形態が急速に変化し、多様化しています。

社会環境では、バブルが崩壊し、高度成長期から停滞し、グローバル化を考慮しなければならない社会に変化しています。
雇用環境では、会社が吸収合併される、早期退職を募る、年功序列がなくなり、成果制度が導入される、転職が当たり前の世の中になる、非正規で働く方が増えている、など「終身雇用」や「年功序列」であった日本的経営がいま、大きく変化しています。

また、健康寿命が伸び高齢化の日本では、これまでは定年とされていた60歳を超えても働くことが求められます。
さらに、少子化、人口減少によって、これからはどの仕事でも人手不足となり、女性や外国人、すべての方が働き活躍する「1億総活躍社会」と掲げられています。
多様性がさらに広がるこれからの時代は、組織に依存してキャリアを作ってもらうのではなく、自ら自分自身のキャリアを設計し、個人が成長することで、組織も共に成長し、それによって社会を発展させていく時代となっています。

キャリアコンサルタントは具体的に何をするの?

キャリアコンサルタントは、経営のもっとも重要な「人材」である労働者が、能動的に、前向きに、生き生きと働き、生産性を向上し、業績アップへと組織が活性化するよう支援する専門家です。

具体的には、労働者と1on1(マンツーマン)やグループで話を聞きます。
これまでの経験を聞き強みを引き出し、今後の関心、興味を明らかにし、企業のなかでどのように働くか、その働き方ややりがいを見出し、必要なスキルに対してどのようにそのスキルや経験をみにつけるか、目標を定めて、自分自身で自己決定するように働きかけます。

人は、様々な「思い込み」を持っています。時には、それは間違った思い込みの場合もあるでしょう。
たとえば、「会社の上司と折り合わない」、「話してみても支援はしてくれないだろう」、「部下はこう思っているに違いない」、「私は期待されていない」など、ふとした会話や、相手の態度、などから思い込んでしまうことがあります。

キャリアコンサルタントは、さまざまなキャリア理論も活用し、その思い込みを修正し、もやもやした気持ちを整理し、自分自身も気がついていなかったことに、第3者からの「気づき」を得られるように話をしていきます。

また、労働者・従業員と話をすることで、企業や組織における、人事関連の課題・原因を明確にし、人材をどう活用していくか人事制度の導入についても提案・支援します。

会社にどんな風に入ってもらえばいいの?

従業員とのキャリアコンサルティングの導入については、いろいろなパターンがあります。

(1)1on1や、上司部下との面談について、一部をキャリアコンサルタントに委託

上司と部下との1対1での面談を行ってはいませんか?経営者が1人1人の従業員と面談していませんか?
そのような面談の一部を、キャリアコンサルタントにアウトソースする方法です。
キャリアコンサルタントが1人1人の従業員の方とお話をして、その方の了承を得た上でレポートします。
1on1を効果的にするには、双方の信頼関係、上司のカウンセリングスキル、傾聴スキル、展開力が必要です。
また、部下が多くなってくると、そこにかける時間も多くなり、本来やりたい仕事から時間を割かなければなりません。
専門家であるキャリアコンサルタントに、1on1を月に1回分を委託することで、その人にしか出来ない仕事や得意な業務に集中でき、第3者の目線から従業員へ気づきを与え、人事関連の課題、原因について経営幹部へレポートいたします。

(2)新人、3年目、管理職、定年間近など、一定時期にキャリアコンサルティングを導入する

新卒で入社しても3年以内に3割は退職するという統計がでています。3年目から、さらなる活躍をしてもらうために、どうしたらいいのか、どのように離職を食い止めたらいいか、課題と原因を明確にします。
また、管理職へと役割が変わるタイミングなどでも、キャリアコンサルティングを導入することで、離職を防ぎ、前向きにいきいきと活躍してもらうことが期待できます。

(3)キャリアコンサルティング室を設けて、従業員の希望に応じて実施する

キャリアコンサルティング室のように、いつでも決まった時間に、コンサルタントと相談ができるよう制度化することも可能です。従業員の希望に応じてとした場合は、企業側が受けてもらいたい人が誰かをウォッチし、受けてもらえるような仕組みがあると、より組織と個人の共生に効果的と思います。

やり方はいろいろありますが、どのような形でも、会社として、従業員1人1人の思いや悩みに耳を傾け、その人の状況・強みを把握し、社内で継続して活躍できるような環境をつくることが、会社の成長の原動力になるでしょう。

御社に従業員キャリアコンサルティグ、1on1代行サービスを導入しませんか? お問い合わせはこちら

羽石 乃理子

株式会社キャリアデザインコンサルティング 代表取締役社長
国家資格キャリアコンサルタント/社会保険労務士
プロフィールページ

関連記事

  1. 「1on1」注目のマネジメント手法とは?

最近の記事

  1. 1on1セミナーレポート

お問い合わせはこちら

PAGE TOP