大手製薬企業様 - 若手の方向けのキャリアセミナー

大手製薬企業の労働組合員の皆様に、Zoomでキャリアセミナーを実施いたしました。

実施の背景として、
・「キャリア」という言葉を狭義で捉えてしまいがち。
   例えば、「役職者になる」「役職をあげていく」というような目標は出やすいのだが、それ以外にも広げて描けるようになってほしい。
・「キャリア」というテーマを、どう捉え、どう考えていったらいいのかについて、セミナーを行ってほしい
というご要望をいただきました。

そこで、「自分のキャリアを自分で描こう!キャリアデザインの方法」というセミナーを行い、明日からでもすぐにご自身で活用できることをゴールとして設計しました。

まず、序盤では、キャリアに関する概要を簡単にご紹介。
・自分の人生に本音で満足していますか? 自分の人生は何点でしょうか?
・キャリアをデザインし実現するということは、  会社での活躍・会社の中で自分の夢をかなえていくこと。
・キャリアを広くとらえた「ライフキャリア」。ライフキャリアレインボーを考える。
・目指すべきゴールがあれば、迷ったり道を間違えてたりしても、目的地にたどり着ける。

今日のこの時間だけでも、自分のことに思いを巡らしていただけるよう、心を込めてお話をさせていただきました。

次に、実践として、事前課題として行っていただいた「Will Can Must」を考えるワークについて解説。
今回はオンラインのみでしたので、事前課題となりましたが、どのあたりが書けなかったかを聞いてみますと、「Willが書けなかった方」、という質問にZoomの挙手ボタンがたくさんあがりました。

Willはなかなか書けないですよね…。

Will Can Must、キャリアアンカー、人生曲線、キャリアマップなどのツールを使うことで、過去の人生の棚卸ができ、いままで忘れていた気持ちを思い出すことができます。

自分の価値観とも照らし合わせ、楽しかったこと、充実したこと、面白かったこと、もっとやりたいと思うこと。

今回は1時間という、限られた時間でしたので、深堀まではできませんでしたが、「Will Can Must」をどうやって書くか、そして、3つの円が重なる面積を広げるにはどうしたらいいか、お話しました。

…そして、キャリアデザインや実現のポイントとなる「自己効力感」についてセルフチェックをしてもらいました。
簡単な質問に答え、自分で採点します。
これだけで、自分に対してどのくらい自信を持てているのか見えてきたのではないでしょうか。

「自己効力感が低かった…」という声も聞こえてきましたが、自己効力感は高めることができます。
日々のちょっとしたすきま時間で、自分ができたことをメモしたり、振り返ったりすることで、自分はできるんだ、という気持ちを持つことができるようになりますよ!

最後に、クランボルツ教授のプランド・ハップンスタンス(計画的偶発性理論)をご紹介してセミナーを終了しました。

ゴールを持ち、さらに、偶然も活かすからこそ成功し、目的地にたどり着けます。
課長になる、部長になるという目的地だけではなく、「本当に満足できる人生」を考え、ゴールを設定し、そこにたどりつくための1人1人のキャリアプランを描いていただけたらと思います。

弊社は、今後も、働くすべての人が、自分の人生に向き合い、夢をかなえ、人と組織が共に成長する、会社と個人の共生を今後も支援していきたいと思います

プランド・ハップンスタンス(計画的偶発性理論)